振ると芯が出てくるシャーペンってありますよね。 |
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私は中学生の時そのシャーペンに憧れて |
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ちょっとお高目なのも気にせず購入しました。 |
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これは・・・・イィッ!! |
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上のボタンっぽぃところをノックせずに芯が出せるという性能は勿論のこと、 |
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何より |
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『私、今書いてます』 |
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的な感じのところが私にとって凄くツボでした。 |
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そして購入したその日から今日に至るまで私はそのシャーペンのヘビーユーザーとなった訳です。 |
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そしてある日の数学の授業中に私は考えました。 |
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芯を出すのはこんなに素早く出来るというのに |
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芯を入れる時には上をノックして押し込まなければならない。 |
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なんという悲しき事実・・・!! |
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・・・・・ |
いや、ちょっと待て。 |
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もしかしたら |
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このシャーペンの『振れば芯が出てくる』という性能を生かして |
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出すのと同じくらい芯を素早く入れる事が出来るかも知れないっ! |
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そうだ。このシャーペンは『振る』ことで『ノックする』事と同じ運動をしている・・・ |
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だから芯が出てくるんだ・・・ |
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それを逆に利用すれば出来るはずっ!!! |
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シャーペンはノックした時に芯を抑えている部品が開くように造られているのは皆さんご存知の通りです。 |
ということは |
振った時も同様、抑えの役割をしている部品は瞬間的に開いている・・・? |
・・・・・・と、いうことはっ!! |
シャーペンを振り、 |
芯が部品から逃れ自由になった、まさにその瞬間、 |
その一瞬のスキに芯を押し込めばいいんだっ・・・!! |
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は・・・速いっ! |
速すぎるっ!! |
このやり方で芯をしまうことが出来れば |
芯収納速度世界記録とかでギネスに載るかも知れない。 |
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私は(ギネスを夢見て)高速芯入れに挑戦してみることにしました。 |
もちろんその前に |
芯の出るタイミングやら何やら色々と研究に研究を重ねましたさ。 |
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そしていざ挑戦・・・! |
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と、その時 |
ちょっとした緊急事態が私を襲った。 |
本来ならば机で挑戦すべきところなのだが |
今は数学の授業中・・・・・!! |
しかも何気に静かな雰囲気だ・・・ |
こんな時に私のような小心者にはシャーペンを素早く振り |
かつ、机で『コツーンッ』という効果音を発せるような勇気は無いっ! |
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困った・・・・どうしよぅ。 |
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ノートを机の上にひいてやるか・・・? |
いや、それも危険すぎる気がする・・・ |
休み時間に・・・ |
あと25分も待てない・・・・っ!! |
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・・・・・ |
・・・・・・・・・ |
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好奇心が勝った。 |
私は猛スピードで迫り来るシャーペンの芯に指で立ち向かうことにした。 |
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無理だった。 |
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血のにじむ左手の人差し指と |
さっきより少し長くなった芯がシャーペンの先から顔を覗かせてました・・・。 |
(それからはもぅ挑戦してません/泣) |
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まぁこれも中学時代の美しき思い出のひとつですょ。(多分) |
誰か(指で)成功したら報告よろしく☆ |